photo: William Lytch
プロフィール
アリソン・ショッツ
ニューヨーク市ブルックリン在住。
アリソン・ショッツは、あらゆる素材を幅広く扱い、それらの境界線を曖昧にすることで知られる彫刻家です。ここ10年間パブリックスペースおよびプライベートスペース向けの彫刻およびインスタレーションを制作し、様々な素材をとおして、新しい、予想外かつ往々にして目を見張る視覚効果を生み出してきました。2007年にグッゲンハイム美術館(ニューヨーク)で展示されたショッツの『Shape of Space』の浮遊する反射は、一見固体と見まがう外観をしていますが、実際には、薄いプラスチック板とステープルでできた、きわめて軽量のしなやかな彫刻でした。
物理学に関心のあるアリソン・ショッツは、物質界の基本要素である重力や空間や光といった目に見えない力を視覚化するために工業的な材料、鏡やステンレスを用います。こうした材料は、美術の観点からも、決して見逃せないものであることが証明されました。ショッツは、「宇宙が何でできているか(空間とは何か、物質とは何か)という疑問は、彫刻やアートが何であるかということの基本であるように思えるのです」と述べています。
近年のエキシビション
最近では、ニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館での『Contemplating the Void』、サンフランシスコ近代美術館での『The More Things Change』および『New Work』、ワシントンDCのハーシュホーン博物館と彫刻の庭での『Currents: Recent Acquisitions』、ニューヨークのグッゲンハイム美術館での『The Shapes of Space』といったエキシビションに作品出展。また彼女の個展は、オハイオ州コロンバスのウェクスナー芸術センター、コネティカット州リッジフィールドのオールドリッチ現代美術館、ニューヨーク州サラトガのタン・ティーチング・ミュージアム、ウィスコンシン州マディソンのマディソン現代美術館にて開催されました。
そして2010年度ポロック・クラズナー賞、2007年度サン・ゴーダン記念フェローシップを授与されるとともに、イェール大学アート・ギャラリーの2005-2006年度ハッピー&ボブ・ドラン・アーティスト・イン・レジデンスを務めました。
彼女の作品は、ホイットニー美術館、ロサンゼルス郡美術館(LACMA)、ハーシュホーン博物館と彫刻の庭、サンフランシスコ近代美術館、ジョージア州アトランタのハイ美術館、ニューヨークのグッゲンハイム美術館といった多数のパブリック・コレクションにも収蔵されています。